思索器官

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【キレる高齢者】高齢者の暴行事件が信じられないくらい増加している

前回の記事では、高齢者の犯罪が全体としてどれだけ増加しているのかを調べ、結果として30年スパンでは高齢者が犯罪を犯す割合は増加傾向にあることがわかりました。

そこで今回は高齢者の犯罪の傾向に関して、犯罪の種類別に検証してみることにしました。

 

 

↓↓前回の記事↓↓

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キレやすくなった高齢者!?

前回の記事と同様に、高齢者の犯罪種別の検挙人員を人口で除することで、人口の変化の影響を無くし高齢者が昔と比べてどのように変化したのかを、犯罪白書のデータから調べてみます。

今回は直感的な理解の助けになるように、除した結果に100万という値をかけ、100万人あたりの検挙人員数を割り出しました。

 

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「人口推計」(総務省統計局)(統計局ホームページ/人口推計

「平成28年度版 犯罪白書」(法務省)(平成27年版 犯罪白書 第4編/第5章/第1節) を加工して作成

 

平成26年の暴行による検挙人員の100万人あたりの人数は、平成以降で最も低い平成2年の約2.9人と比較して、約36倍の105人となっています。

単純に捉えるなら、平成に入ってから高齢者がキレる割合が36倍になっているということです。

 

36倍といえば東京都に対する北海道の面積くらいです。北海道おっきいですね。何の参考にもなりませんが・・・とにかく、健康寿命が増加し元気な高齢者が増えていると言っても、この数値はちょっと異常ですね。

もちろん単純に言うことはできないのですが、30年前の世代と比べて高齢者が36倍横暴になっている、と言われても仕方がないような気がします。

 

 

高齢者の暴行が増加している背景には、老化による脳の機能の低下や社会との関係の隔絶が関係していると言われています。ただこれだけ急増している背景には、教育やそれまでの経験で培われた価値観や考え方の問題が多分に含まれているような気がしています。

そうでなければ36倍という数値は出てこないのではないのでしょうか。

 

いずれにせよ、他人に危害を加えるような行動は世代に関係なく罰せられるべき行為であり、世代を問わず謹んで欲しいですね。優しい世界は幻想の中にしかないのかもしれませんが。

 

 

 

高齢者のその他の犯罪傾向

参考として、65歳以上の高齢者による、殺人・強盗・窃盗・遺失物横領の100万人あたりの検挙人員数を載せておきます。

 

殺人や強盗も増加傾向にあり憂慮すべきことですが、窃盗が約3倍増加した後に減少傾向に転じていることに注目したいです。

以前は高齢者が経済的には余裕があるのに、寂しさを埋めるために万引きをしてしまうというような話をよく聞きましたが、減少傾向になったということは何らかの心情や社会的な変化があったのかもしれません。

今後は高齢者のコミュニティやアクティビティの変化に関しても調べてみたいなーと思います。

 

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 「人口推計」(総務省統計局)(統計局ホームページ/人口推計

「平成28年度版 犯罪白書」(法務省)(平成27年版 犯罪白書 第4編/第5章/第1節) を加工して作成