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【最終話予想】鉄血のオルフェンズの最終回を勝手に予想してみた【第42話放送時点】

個人的に一番楽しみにしているアニメ、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」が最終話に向けて動き出したので、せっかくだから最終話がどういった展開になるか予想してみようと思います。(どうせ当たらないし、予想が外れた方が面白い)

 

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鉄血のオルフェンズはバッドエンドなのか?

ハッピーエンドが、鉄華団に犠牲者が出ずマクギリスの革命が成功して火星の王になる、というものであるとすれば、そうはならないと思います。なぜなら第42話「落とし前」において、クーデリアのナレーションで『こうして鉄華団は進み始めたのでした。"あの日"への道を。』と、不穏な将来を暗示させているからです

"あの日"というものを単純に受け止めるなら、鉄華団の別れの日を指していると思いますが、それが全滅なのか解散なのかは現状まだわかりません。個人的には鉄華団の主要メンバーが犠牲となっての解散、残ったメンバーが農地経営をしていくのかなぁと安易に思っています。

 

鉄華団に死者は出るのか?

少なくとも全員生存だけはないと思っています。なぜなら鉄血の物語において鉄華団はその手を血で汚し過ぎているからです。鉄血の物語は恵まれない子供達が成功して幸せになる物語ではなく、選択肢なんてないような状況で仲間の当たり前の幸せを目指し、血にまみれた道の上で成り上がっていきながらも大切な物を失い、間違いながらも最後には小さな希望を手にする、そんな物語だと思います。

 

特にオルガ、昭弘、シノとヤマギのいずれかは最後まで生き残れないと思っています。オルガはこの後にも述べますが三日月との関係性、鉄華団が別れるきっかけ、物語の中で成長が描かれ、それを次の世代に受け渡すためといったことが理由です。

昭弘はこれまでに多くの大切な人を失っており、作中に出てきた生まれ変わりという概念の中で失った仲間とまた出会うことに希望を見出して亡くなっていくのではと思っています。

話は変わりますが、この生まれ変わりを信じているというところに、恵まれない子供の悲しい単純で純粋な思考を見ることができて、よく描いているなと思っています。(決して生まれ変わりという概念が幼稚であるということではありません)アトラがクーデリアに前世を訪ねたのも、その突飛さから論理を飛び越えた子供の思考や、ある意味での視野の狭さが伺えて、彼女らのバックボーンを踏まえると、いい場面だったと思っています。

 

シノとヤマギは禁断の関係が最期の瞬間に見えたら感動的だよね、という理由だけです(ひどい)

 

逆に三日月、ライドあたりは生き残るのではと考えています。三日月が生き残るのは主人公だからではなく、阿頼耶識によるバルバトスとの接続で身体機能を失っていることからです。ある種達観した視点を持ちオルガを導くようにしてきた三日月が、逆にオルガという生きる標を失い、それでも生きていかねばならないという話が個人的にありそうだと考えているからです。

 

鉄血世界の死生観

私が鉄血のオルフェンズの根底にあると感じているものは、生きる意味と命の関係性です。もっと言うと、生きるために自分に与えられた役割をこなし、その役割、つまり自分の生存意義のために命を投げ捨てるという矛盾した関係です。

 

三日月やヒューマンデブリたちだけでなく、登場人物全てが命と生存意義のバランスの上で、生きる意味のために必死に生きているなぁと強く感じています。特に、第38話で農場の手伝いをすると発言したクーデリアに対して三日月が「クーデリアにはクーデリアの仕事があるでしょ」と言ったシーンは、三日月の生きる意味に対する考えを表しているとともに、作中での生きるための役割の重要性を表現していると思っています。

 

ラスボスは誰?

マクギリスはバエルに乗る可能性しかない、と言った状況ですし、物語の流れからもマクギリスがラスボスでしょう。クーデターの中で、あるいは後で鉄華団とは対立する未来だと思っています。

マクギリスが一体どういった目的を持って、どのような策をめぐらしているか、本当のことはよくわかりません。私個人としてはマクギリスがギャラルホルンの腐敗を正してより良い社会にしたいといったことが本当の目的とは思えないからです。マクギリスのギャラルホルンの腐敗に対しての恨みや、正義感といったものを感じ取れず、本当の目的は別にあると思っていて、それはむしろもっと利己的で個人的なものだと考えています。

これまでもこれからも私の想像ですが、マクギリスは幼少期に虐待を受けたような描写があり、先に述べた鉄血の死生観も踏まえて考えると、その根底には自己否定と自分の存在意義への渇望がマクギリスの行動の根底にあるのではと考えています。幼少期の境遇から自分の存在意義を強く求めており、ギャラルホルンの腐敗の是正は自己の欠けた穴を埋めるという個人的な目的を達成するための手段なのではないかと考えています。

 

なぜマクギリスは友人を殺したのか?

マクギリスにとっては生きることよりも、生きる意味といったものの方が重要だと考えているのだとすれば、彼がカルタやガエリオを死に追いやった理由も想像できると思っています。

マクギリスにとってカルタやガエリオは、セブンスターズの一員であることが彼らの生きる意味であり、セブンスターズやギャラルホルンの既得権益を壊そうとするマクギリスにとって、それは彼らの存在意義を奪う行為でしかありません。そのため彼らの生存意義や誇りを汚さないために、彼らを不正を正す革命のきっかけとして犠牲にすることこそが彼らのためになるという価値観に基づいて、友人を殺すことを選んだのではないでしょうか。命<存在意義というマクギリスの価値観における良心に従ったのだと私は考えています。

だからこそ、第38話で三日月がハシュマルを倒した時に、迷いの霧が晴れたと言ったのだと思います。マクギリスにとってもいくら自分の信念に基づいているとはいえ、大切な友人を殺してまで革命を起こすことが本当に正しいのかという迷いがあり、命を燃やして存在意義を体現する三日月を目にしたことで、自分の道への確信を得るに至ったのではないでしょうか。

  

マクギリスは作中でも完璧超人や絶対悪としては描かれておらず、だからこそ革命が成功しても失敗しても目的が達成されるように策を巡らせているのではと考えています。彼や鉄華団が一体どのような運命をたどるのか。それが明かされるのを楽しみにしながら最終話を待ちたいと思います。

 

(3月1日追記)

最終話の締めのシーンのイメージを書いていなかったので追記すると、クーデリアが火星の権利を確立させた功績で演説を行い、それを農作業をしている生き残った鉄華団の団員(ミカとハッシュあたり)が聞いている、という絵を頭の中に描いています。

ただ何度も阿頼耶識は強制解除できないというフラグを立てているところから、三日月は阿頼耶識を強制解除しなければならない状態に追い込まれ(例えば爆発の危険から脱出しなければならないとか)意識が戻らないまま最終回を迎えて最後のシーンに目が覚めて終わる、というシーンが来るんじゃないかと思っています。

 

 

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